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納骨堂~遺骨を安置する、室内のお墓

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納骨堂は、骨壺に入った遺骨を安置できる建物で、いわば室内のお墓です。仏壇式、ロッカー式、機械式など様々な収骨方法があります。

納骨堂の特徴

・屋内にある
主に屋内にあるため、天気を気にせずお参りができます。屋外にある墓石と異なり、掃除など手入れの手間が不要なのも特長です。

・費用が安価
価格や維持・管理費が明確です。一般的なお墓のように、墓石費用のほか永代使用権が必要になるという事がありません。納骨堂の多くは宗派不問です。墓石がないため、遺骨の移転も容易です。

・宗派を問わない
宗派を問わず利用可能なところが多く、無宗教でも入ることができます。

・利便性が良い
多くの納骨堂は、立地が良く駅から近い場所や、公共交通機関で行きやすい場所にあります。また、バリアフリーであったり、エレベータや冷暖房などの設備が整っており、高齢者なども使いやすい施設になっています。

また、骨壺数に合わせて納骨スペースのサイズを選べたり、一部の納骨堂では24時間お参りが可能な事も、メリットです。

納骨堂の注意点

・契約期間に定めがある
契約期間が定められている事が多いです。期間終了後は合同の永代供養墓などに移し、合祀する形式がほとんどです。

・お供えができない
帰るときに下げるか、引き取りに来る事が条件で、一時的にお供えが可能な所もありますが、お供え物が出来なかったり、線香は指定の共有スペースで焚かねばならないなど、制限される場合があります。

・狭い、小さい
屋内設置のため、屋外のお墓よりも小さくなります。

納骨堂の種類

寺院内に作られた「寺院納骨堂」、都道府県や市町村など自治体が運営主体の「公営納骨堂」、公益法人(宗教・財団・社団法人)が運営・管理する「民営納骨堂」があります。これら通常の納骨堂は個別納骨ですが、合同で納骨する合祀墓タイプの「合祀納骨堂」も存在します。

納骨堂の壇の種類

・ロッカー式
ロッカータイプの収蔵庫へ、遺骨を個別に安置する方式です。遺骨をロッカーから出してお参りします。

・仏壇式
仏壇が並んだような方式です。上下2段に分かれた作りで、上段に位牌があり、下段に遺骨を安置できるようになっています。霊廟型と呼ぶ場合もあります。家族用として、代々受け継いでいく事が多い形式です。

・機械式(自動搬送)
ボタンを押したり登録カードを差し込むと、遺骨や位牌を呼び出すことのできる、機械式の収蔵庫です。近年増えている形式で、お参りのスペースが広い事、外装・内装の見た目や、設備が充実している所が多くあります。

・墓石式
他の納骨堂とは異なり、一般的な墓石を並べる形式の納骨堂です。屋内のため、風雨にさらされる事はなく、「室内墓地」とも呼ばれます。線香や花を供えられる所や、墓石に水をかけて洗う事ができる所もあります。一般的なお墓のように、墓石費用のほか永代使用権が必要です。

そのほかにも、古くからあるタイプの「棚型」、ご本尊の周りに位牌を立てる「位牌式」などがあります。